フランスのーと

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【知る】フランス語界のTOEIC、DELF試験をフランスで受けて見た

DELFというフランス語の能力を測る試験があります。

英検の様なものですね。
 
今回初めて受けてみたので、パリでの試験の申し込みから結果発表までの流れを、トホホ事情を交えつつ紹介したいと思います。
 
 
まずは、申し込み。
何故かネットからの申し込みはなく、郵送か直接会場に行っての申し込みしかありません。
しかし、フランスの郵送はロストする事が多く、また、無事届いても通知をくれる程気の利いた国では無いので直接申し込みを選びました。
まだフランス語が良く聞き取れないので苦労しましたが何とか申し込む事は出来ました。
 
 
試験は筆記と会話の二日間に分けて行われます。
筆記は裏返した問題が置いてあり、指示があるまで見ない様に、と言っていた様な気がしたのに割とみんな気にしないで開いて見ていたので、僕も恐る恐る、全問チェックしておきました。
ヒアリング、リーディング、ライティングの三部構成ですが、苦手なヒアリング以外はまぁまぁ出来ました。
 
 
2日目、とはいえ一週間後ですが、会話テストです。
会話テストは複数のテーマから好きな物を二つ選び試験官と会話をするという物です。
 
指定の時間に指定の教室に行くと準備中だと言って廊下で30分ほど待たされ、やっと入り説明を受けた後、何故か40分ほど待たされます。
 
何をしに来たか忘れかけ始めた頃、やっとテーマが書いてあるカードが配られました。僕は、レストランのバイト面接と、将来行きたい旅行先を選びました。
 
その後、紙に書いてある教室まで各自
移動します。
説明があった教室は4階なのに、会話試験の教室は地下一階だったのでちょっとしたオリエンテーリング気分でした。
テーマのカードを試験官に渡し、会話を開始するのですが、試験官がテーマを確認する様子もなく自由に質問され、軽く混乱しました。
そして、すごい待った割にちょっと会話をしただけで終わり、少し結果が心配でした。
 
 
結果発表は2ヶ月後。
妙に長いですが、間に八月を挟んでいたので、八月は丸々休むフランス人の習慣で普通より長かったのかもしれません。
 
結果も、もちろんネットで見れるテクノロジーは無いので、遠路はるばる30分掛けて再び会場に。
無事合格していてホッと一息。
 
合格証を受け取りに事務局に行くと、合格証の配布は明日の午後から、四階で、と。
 
何故発表開始日に合格証を用意していないのか、なぜ四階まで行かないと行けないのか。。
ちょっと日本人の感覚では理解できないですが、これがパリなんですね。
 
 
次の日に本当に合格証が届いているのかは経験上怪しい気がするので、忘れた頃に行こうと思います。
以上、パリでのDELF試験体験録でした。