フランスのーと

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【NEWS】コンコルド広場で数千人のデモ (2013/10/16)

パリに旅行に行くと印象に残るのは、ルーブルやオルセーなどの世界的な美術館や、素敵な街並み、芸術の様なフランス料理やケーキの数々です。
 
しかし、住んでみると一番印象的なものの一つは、実は「デモ」だったりします。
 
毎週必ず、どこかで誰かがデモ行進、デモ集会をしています。さすが革命の国、自分たちの主張は行動ではっきりと国に伝えます。
 
今回は、そんなパリの名物、デモでどのような事が主張されているのかを記事から紹介します。
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パリで、年金改革反対デモ 

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第1読会で賛成270票、反対249票で採用された年金改革に反対して、数千人の人達が、16日水曜、パリを練り歩いた。
 
CGT ( 労働総同盟:フランス最大の全国労働組合組織 )のナンバーワン、シエリー ルパオン氏は次のように強調した。
 
「フランソワ オランド大統領が候補者だったときの発言と、大統領になってからのそれにはズレが有る。国民は全員それに気付いている。」
 
「FN ( 国民戦線:フランスの極右政党で、反EU、移民排除など過激な政策を掲げている。現職のオランド大統領は社会党(PS) ) への日曜に捧げられた票 ( 注:10/13(日)のブリニョル市の県議会議員補欠選挙でFNの候補が大差で当選した )がそれを証明している」
 
氏は、雇用の促進と給与の増加、年金の保証を政府に訴える新たなデモを約束した。
(20 minutes Mercredi 16 octobre 2013 N˚2539 P.6)
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フランスには週35時間以上働いてはいけないという法律があり、また、7月、8月には1ヶ月以上の長期休暇をとるため、パリジャンがパリから消える事で有名(?)ですが、給料と老後はきっちり保証して欲しいという分かりやすい状況のようですね。
 
EUのリーダー国の一つであるフランスがどうなっていくのか、今後も目が離せません。