【知る】歴代ジブリアニメの仏題を調べてみた
世界のジブリはもちろん全てフランス語版もあります。
日本では「The Mummy」という映画が「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」になっていたり、「Taken」が「96時間」になっていたりと、全く違うタイトルになっていたのですが、ジブリの作品群はどんなフランス語になっているのか気になったので、宮崎駿作品に絞って調べてみました。
日本語:ナウシカ
仏 語:NAUSICAÄ ( ナウシカ )
何かAが2つになっていますが、同じです。
日本語:天空の城ラピュタ
仏 語:Le Château dans le Ciel ( ル シャトー ダン ル シエル )
和訳すると「空の中の城」日本のタイトルの神秘性が少し失われていますが、原作に忠実に付けられていますね。
日本語:となりのトトロ
仏 語:Mon voisin TOTORO ( モン ヴォワザン トトロ )
和訳すると「私の隣人 トトロ」。日本語だとトトロなんて人はいないので、何か別の世界の生き物をイメージさせますが、フランスだとどうなのでしょうか。ただのお隣さんだと思ってみてない人。。いる?
紅の豚
PORCO ROSSO ( ポルコ ロッソ )
「赤い豚野郎」という意味のイタリア語だそうです。イタリア語とフランス語は似ていて、お互い母国語で話していても言葉が通じるそうなので、思い切ってイタリア語にしたのでしょうかね。
もののけ姫
MONONOKÉ ( モノノケ )
姫はどこに行っちゃったのでしょうか。それにモノノケってもちろんフランス語には無いので、完全に謎なタイトルになっちゃってる気がします。
でも、日本でも英語タイトルで響きがカッコいいけど、意味全く分からん。という場合が結構あるので、逆にこういう物もアリなのでしょうね。
千と千尋の神隠し
Le Voyage de Chihiro ( ル ヴォワイヤジュ ドゥ チヒロ )
和訳すると「チヒロの旅」。つまらなそうなタイトルになってますが、大丈夫でしょうか?
調べてみると、パリでは11,930人の入場者数で3位。最終的に720万ドルの興行収入と大人気だったようです。もうジブリブランドが確立されていて、タイトルは関係無い世界に入っているみたいですね。
ハウルの動く城
Le château ambulant ( ル シャトー アンビュラン )
和訳すると「移動する城」。主役の名前がタイトルから消えちゃっていますね。前作を踏まえて、さらにシンプルにしていく方針なのでしょうか。
崖の上のポニョ
PONYO sur la falaise ( ポニョ スル ラ ファレーズ )
和訳すると「崖の上のポニョ」。一周回って、オリジナルと同じタイトルになりました!
全体の傾向としては、日本の様に凝ったタイトルにせず、オリジナルそのままか、もっと簡素化するようです。「風立ちぬ」はどうなるのでしょうか。分かり次第報告します。